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市名
松本市
都道府県名
長野県
人口
238
(千人)
件名
選択的夫婦別姓制度の導入について国会審議の推進を求める意見書
本文 夫婦が望む場合には、結婚後もそれぞれ結婚前の姓を称することを認める、いわゆる選択的夫婦別姓制度の導入に際し、平成8年の法制審議会による答申以来、四半世紀が経過しました。 現行の夫婦同姓制度の下では、婚姻による改姓に伴い、本人の同一性が確認しにくくなり、職業生活などにおいて不利益を被るといった事態が生じる場合があります。 近年では、結婚前の姓で社会的信用や実績などを築く期間が長期化していることから、結婚に伴う改姓により、社会的不利益や精神的苦痛を受ける事例は、さらに増加しているとの声があります。 平成29年に内閣府が実施した世論調査では、選択的夫婦別姓の導入に  42.5%が賛成、29.3%が反対、通称としての旧姓使用に24.4%が賛成など、国民の間にさまざまな意見が存在します。 また、令和3年の最高裁判所決定では、夫婦の氏に関する制度の在り方は、国会で論ぜられ、判断されるべき事柄にほかならないというべきであると示しています。しかしながら、現在のところ、国会での審議には至っていません。 こうした状況を踏まえ、日本国民の親族的身分関係を登録する戸籍制度を堅持しつつ、選択的夫婦別姓制度に関し、その意義や必要性、家族生活及び社会生活への影響について、メリット・デメリット双方の観点から社会に開かれた形で議論を進める必要があります。 したがって、国会及び政府におかれては、下記の事項について実現されるよう強く求めます。 記 1 選択的夫婦別姓制度の導入について国会審議を推進すること。   よって、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。
提出先
※提出先は複数選択できます。
衆議院・参議院議長内閣総理大臣総務大臣財務大臣文部科学大臣
提出先 内閣府特命担当大臣
提出先 その他
可決日
2022/03/18