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市名
亀岡市
都道府県名
京都府
人口
87
(千人)
件名
選択的夫婦別姓制度の法制化について深い議論を求める意見書
本文  2018年2月に内閣府が公表した世論調査では、夫婦同姓も夫婦別姓も選 べる選択的夫婦別姓制度の導入に賛成と答えた国民は42.5%となり、反対の 29.3%を上回っています。  また、同年3月20日の衆議院法務委員会において、夫婦同姓を義務づけてい る国は、世界で日本だけであることを法務省が答弁しました。男女同権の理念に 則り、2003年から日本政府に対して改善勧告を続けてきた国連女性差別撤 廃委員会は、2016年3月の第7回及び第8回報告に対する最終見解におい て、改めて「女性が婚姻前の姓を保持できるよう夫婦の氏の選択に関する法規定 を改正すること」を求めています。  最高裁判所は2015年12月16日に続き、2021年6月23日にも、夫 婦同姓規定を合憲とする一方、「選択肢が設けられていないことの不合理」につ いては裁判で見出すことは困難とした上で、「国会で論ぜられ、判断されるべき 事柄にほかならない」と、民法の見直しを国会に委ねましたが、十分に進んでい ません。  国民の間には、家制度への考え方や家族観による意見の違いはありますが、選 択的夫婦別姓制度は夫婦同姓を選ぶ人の権利も保障しています。国民それぞれ の思いを叶える選択肢が必要です。家族のあり方が多様化する今、最高裁判決の 趣旨を踏まえて国民的議論を進め、適切な法的選択肢を用意することは、国会及 び政府の責務であると考えます。  よって、国会及び政府におかれては、選択的夫婦別姓制度の法制化について深 い議論を進められることを求めます。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。  令和3年6月25日 衆議院議長 参議院議長 内閣総理大臣 総務大臣 法務大臣 亀岡市議会議長 福井 英昭
提出先
※提出先は複数選択できます。
衆議院・参議院議長内閣総理大臣総務大臣法務大臣
提出先 内閣府特命担当大臣
提出先 その他
可決日
2021/06/25